作詞 荻原井泉水 作曲 団 伊玖磨
1 東海の 明けゆく日こそ 豊かなれ 寄せてはかえす
浪の穂に 春のかがやき 湧くごとく わきてつきざる
若人の 望の光 豊かなれこそ
2 世の中は 右に左に わかれ路の 広く果てなき
野の中に うるわし泉 あるところ 直き中道 一つあり
その道正し 我等行くべし
3 東海の 尾張の野こそ 豊かなれ みのり重なる
稲の穂に 豊旗雲の 夕照りて 清く生くべき
若人の 真心の糧 豊かなれこそ
4 世の中は 今も昔も 人として 生きゆくことの
きびしさに 雪を被(かず)ける 呉竹の 力は強し
一本の命は正し われら生くべし